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2005年 11月 25日
権利か我儘か。
昨日のポストにいただいたのびさんのコメントから。

 > 相手の優しさにいったん身を委ねてしまうと、どこかで相手を
 > 裏切ることになるかも知れない(もちろん自分にそんなつもりは無くても)、
 > それが怖い、っていうのもあるんじゃないかな。

裏切られるのと同じくらい
人を裏切りたくない。

単純に
裏切ることで相手を傷つけたくないのか。

それとも
裏切った行為で悪意を向けられるのが嫌なのか。

そもそも、絶対的に自分を信じていない
ということは。

自分の思考を正しく相手に伝える能力に自信がない
ということで。

ふとした一言や
なにげない仕草や
無意識の視線が。

自分の意図から
間違って受け取られているのではないかと不安になる。

そんなつもりじゃなかったとか
なんでそんなふうにとるんだとか
言ってみたところで

相手がそうとってしまったことに変わりはなく
その責任の一端は確実に自分にある。

面と向かって、お互いがコミュニケーションをとっている場合は
つまり、お互いがお互いを理解しようという意識を持っている場合は
その誤解を見抜きやすく、また、解消も比較的スムースだ。

個人的には
それが
 「付き合いましょう」
 「はい。付き合いました。」
で始まった、まっとうな恋愛関係であれば
互いにその権利を主張してもいいと思う。

「付き合う」 ってことにはいろんな定義があると思うけど
その一つには 「深いコミュニケーションをとりたいと主張する権利」
もきっと含まれている。

しかし
片思いの場合、テーブルにつくことを相手に求めることさえ
自分の我儘なんじゃないかと思う。

分かり合いたいという自分の気持ちすら
相手の重荷になりたくないと思う。

どこまでできるか自信がないくせに
相手にばかり求めている自分が嫌になる。

そうして
行きつ戻りつ。

でも。
そんなに簡単には諦められなくて。

自分にも相手にも
どこか理想を抱いている自分がいて。

傷つきながらも
やっぱり歩き出している。

by nobiko9 | 2005-11-25 13:46 | 恋愛スル


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