2010年 11月 11日
送信ボタンを押してから 「あぁ、マズイ」という気持ちと 「もう、どうにでもなれ」という気持ちが交錯して どうしてよいのか分からない私は 思わず電源を切りたくなる そのくせ今にも返信があるんじゃないかと目が離せない 紫煙にまみれた店の中で 周りには友達が大勢いて 何杯目かのお酒を飲んで酔っ払っているのに 考えることやることは 中学生の頃からまるで変わっていないじゃないかと笑ってしまう と 携帯の液晶が明るく光って 電波のマークが点滅して 携帯が震えてメールを受信した 逸る気持ちを抑えて 逃げ出したくなる気持ちをこらえて 受信ボックスを恐る恐る開く 「まあここは明るいし少し騒がしいからなあ。 せっかく一緒に見るなら静かで落ち着いた所がいいね。 お、冬の大三角もよく見える。」 「今、おうちへの帰り道? あー、なんか会っていろいろ話したいなぁ。」 「そうだよ。 奇遇やな。ちょうど同じように思ってたかもしれない。」
by nobiko9
| 2010-11-11 00:15
| 恋愛スル
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