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2007年 12月 29日
プレイヤーズカフェAGE エイジ / 赤坂

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by nobiko9 | 2007-12-29 17:23 | 食ベル(新ブログへ移行済)
2007年 12月 29日
オ・デリス・ド本郷 / 本郷三丁目(3回目)

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by nobiko9 | 2007-12-29 15:43 | 食ベル(新ブログへ移行済)
2007年 12月 29日
金魚カフェ / 代々木(2回目)

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by nobiko9 | 2007-12-29 14:40 | 食ベル(新ブログへ移行済)
2007年 12月 29日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part7
 
  「えー。そこのペアずるくない?」

  「ずるくない。ずるくない(笑)」


茶化すマスターに笑って答える祥吾

ただでさえ緊張する
自分が常連でないお店でのトーナメント

私は純粋に
知り合いの祥吾とペアになれたことに安堵していた


12人で6チーム
3チームに分けてロビン

抜けた2チームで決勝

そこそこバランスの取れた私たちのペアは
全勝でロビンを抜けて決勝に進んだ


店内を暗くして音楽を止めて
今まで騒いでいたお客さん達も息を飲んでゲームを見守る

シーンとした空間に
「ヒューン、ヒューン・・・」とダーツの電子音だけが響く


いつものゲームでは生まれないような張り詰めた空気の中
私のダーツはいつも以上に入らない


  「ごめん」


戻ってきて祥吾と手を合わせるたびに
その言葉が口をつく


  「大丈夫。落ち着いて、さ。」


祥吾は笑って言う

野球好きな人にとって野球選手がかっこよく見えるように
ダーツをする人間にとってダーツが上手くて自信のある人は

それだけで素敵に見えてしまうから困る

「Aフラ以上ある人じゃないと男として見れない」
と言って憚らないダーツ友達もいるくらいだ


01を落してクリケットはかろうじて取る
3レグ目はクリケット

途中までは良い勝負だったものの
中盤で相手ペアの女性が20の6マーク

折れた心が戻らないまま終了してしまった


  「あー。まじゴメン。自分の下手さにへこむわ・・・・・・。」

  「あはは。
   たまにはこういう緊張感あるゲームもいいでしょ?(笑)」


終わった途端
猛烈な眠気が私を襲う

考えてみれば昨日もダーツをしていて睡眠3時間
京とご飯を食べてブーツで歩き回ってお酒も入って

立っているのもちょっとツライ


  「大丈夫?ちょー眠そうなんだけど(笑)」

  「あー。眠すぎてちょっとやばい。
   こないだも電車乗り過ごしたんだよね・・・。」

  「うちでちょっと寝てから帰れば?」

  「んー。どうしよかな。」


正直言ってどっちでもよかった


  「のびちゃん、始発で帰る系?」

  「なんか危ねーし、うちで少し寝かせてから帰らせるわ。」


祥吾が友達の問いにそう答えるのが聞こえた。
 
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by nobiko9 | 2007-12-29 13:31 | 恋愛スル
2007年 12月 28日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part6
 
  今日はずっとこっちのお店で投げてるよ


祥吾からだった

そういえば今日の夜も一緒に投げようと
昨日約束したような記憶もある

30分ほど返信もせずに本を読んだ

お店に1組の若いカップルと
楽しそうな女性の2人組が入ってきたところで

祥吾に「今から行く」と返信をして重い腰を上げた


彼は私よりも2歳年下のダーツ馬鹿だ

ダーツが上り調子の今いろんなお店で強い人と投げるのが楽しいらしく
ショップをマーキングしている私と話が合った

ダーツ以外のシチュエーションで会っていたらおそらく友達にならない
そのくらい苦手な部分が多い人だ


若い時は大工のようなことをやっていたが
今はITの会社を立ち上げコンサルちっくなことをしているらしい

学生時代は野球や柔道をやっていたため
一見丸く見える体はがっしりとしている

見た目も声も湘南乃風のRED RICEか


嫌なところならいくらでもあげられる

食べ方が綺麗じゃない
今時な若い話し方が耳につく
自分の話したいことを話して人の話は聞かない
顔のバランスが悪くて見た目が確実にタイプじゃない

一番苦手に感じるのは
それほど仲良くもない私に

プライベートを晒してしまうことだ
経験上そういう人間には拒否反応を示すことが多い


しかし今回はそれが逆に作用した

彼の人生はそれほど面白く
その歳にしては半端ない経験の持ち主だった

苦労している、努力しているというのは
こういう人が使っていい言葉なのだと思った

その経験からくる魅力に惹かれていなかったら
おそらく二人で遊ぶことはないだろうと思うほど
多分にマイナス要素がある彼と

ここ最近はなぜか一緒にいることが多かった


どうせ日曜日は予定が入っていないし
楽しかったら朝まで遊ぼうくらいの勢いで

私は祥吾がいるお店に向かった


10人も入ればいっぱいのお店は
常連さんたちで溢れていた

そこそこにダーツをして
そこそこにはしゃいで

終電がなくなってからは覚悟を決めて
少しお酒を飲みながらテンションを上げていった


そんな流れの中でいつの間にか
スタッフを含め12人でミニトーナメントをすることになった

全員でトランプのカードをひいて
同じ番号の人がペアを組む


ハートのエースを引いた私は
スペードのエースの祥吾とペアになった
 
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by nobiko9 | 2007-12-28 11:27 | 恋愛スル
2007年 12月 27日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part5
 
私は思わずこぼれそうになった言葉を
カフェオレと一緒に飲み込んだ


  「まだ、いたんだ?」


そして違う言葉を言おうとして再び自粛した


  「先に帰ってもいいよ?」


一人だったらこの雑誌を読みふけって
写真を眺めながらもうちょっとニヤニヤできたのに

選択を誤った

京と別れてからこの店に来ればよかった
しかし今さらそんなことを考えても仕方が無い

嫌いではないが
なぜこの人と長時間一緒にいられないかは分からない

一刻も早く離れたかった

誰かといたかったり一人になりたかったり
ワガママで忙しい女だ


  「そろそろ出よっか。」


そう言って私は会計をする

外に出ると
耐え切れなくなったように空から雨が落ちてきた

足早に駅に向かう
間違ってもこちらから「どうしようか?」なんて問わない

選択権は相手に渡さない
京との場合は迷うことすら媚びになる

マークシティまで降りてきてところで私は言った


  「ちょっと買い物してから帰るね。」

  「どこに買い物行くの?」

  「うん。ちょっと。今日はありがと。またね。」

  「・・・。じゃぁ。」


軽く手を振ってくるりと背を向けた

歩きながら頭の中は
静かで人がいなそうなカフェを検索している


109を横目に見てセンター街を突き進み
案外カップルばかりなわけでもないのだと思った

それでも3連休初日の土曜日は
久しぶりに体験する人ごみだった

しばらくぶりなので少しドキドキしながらお店を目指す

入り口が分かりづらい雑居ビルに入りエレベータに乗る
最上階で降りてさらに階段を上った屋上にそのカフェはある

ドアを開けると客はテラスにしかいない
私は後ろめたさを感じることなくソファに座ることができた

室内は先ほどの店にあったソファセットが1組入ればいっぱいだ


お茶をポットでオーダーする
そして鞄から本を取り出し読み始める

適度な明るさ
適度な音楽
適度な話声


あまりにも独りで
はたして世界は私の友達になってくれるだろうかと考えた

すると
その思考を待っていたかのように


携帯がメールを受信した。
 
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by nobiko9 | 2007-12-27 16:07 | 恋愛スル
2007年 12月 26日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part4
 
  ガラガラ、ガラガラ


スケートボードが滑る音で我に帰る

梅は今頃どこかの雪山で
雪にまみれながらウハウハ言ってるに違いない

そして隣を歩くこの男は
何を考えているのかまったく分からない

同じように思考が読めない人に対して
好意を持ったり持たなかったりするのは面白い


  「そろそろいこっか。」

  「とりあえず、駅?」

  「んー。運動がてら渋谷まで歩こうか?」


ちょっと楽しくなってきて
私はそんなことを提案してみる

ここからなら3kmもないだろう
ブーツというのがマイナス要因だが仕方ない

渋谷に着く頃には小腹がすいて
ケーキとカフェオレが美味しくなっていることは間違いない


小学校や児童館や郵便局を通り過ぎて

きっと迷っているんだろうけど
気付かないフリをして歩き続ける

目黒川を超え高速をしばらく進むと
商店が増えてクリスマスらしい賑やかさが増してくる

道玄坂上の信号で
さてどこに行こうかと考える


  「ちょっと行きたいお店あるんだけどいいかな?
   お茶しながら休憩しよう。」

  「うん。いいよ。」


3連休の最初の土曜日だというのに
時間が夕方だということを差し引いても

その店には私達の他に2組の客しか居なかった


想像していたよりも3倍ほどある店内には
ゆったりとしたスペースでソファが置かれ

席を選び放題の私は
特等席だと思われる席に迷わず向かった

2人だから2人テーブルなんて野暮なことはしない
女性なら6人は座れそうな隅の席に深く腰をかけクッションを抱える

左手にある棚には数冊の雑誌があり
その中にTITLeが2冊重ねてあった

表紙には「新・写真道楽!」とあり
私は会ったこともないF.E.S.Nの面々を思い浮かべながら
にやけた顔でページをめくり始める

温かいカフェオレと昨日作ったばかりだというティラミスを食べながら
私はあるページから目が離せなくなっていた

それは大森克己さんという写真家が
ドキュメンタリー写真を撮る場合の心得について書いている文章だ


  独りになれ。現在の自分というものを簡単に信じるな。
  しょせんあなたの理解はあなたを超えられない。
  世界はあなたの友達ではない。
        (「ドキュメンタリー写真の心得」より一部抜粋)


どストライクだった
思考が脳の端から端に渦を巻いている

私の理解は私を超えられない・・・・・・

目の前にPCがあれば
すぐさま言葉を吐き出したかった


ちょっと落ち着こうと思い
少し冷えたカフェオレを一口飲む

そこで初めて
京がこちらを見ているのに気付いた
 
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by nobiko9 | 2007-12-26 17:03 | 恋愛スル
2007年 12月 26日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part3
 
大きな公園の近くにある
そのこじんまりとしたフレンチレストランは

中途半端な場所だけに
駅から15分は歩かないとならなかった


  「久しぶり、でもないか。この間の美術館以来だね。」

  「この間あった忘年会には行ったの?」


話しても話さなくても何の影響も変化もないような話をしながら
今にも雨が降り出しそうなどんよりとした空の下を歩き出す


  「あ。ここにもカフェがある。
   公園が近いせいか、この辺はドッグカフェが多いね。」

  「後で見てみる?」

  「うーん・・・。」


私は曖昧な返事をする

たとえ2時間後であっても
京とは新たな約束をしたくはない気分だった


お店は4人テーブルが3つ、2人テーブルが3つで
マダムが一人で切り盛りしているお店だった

CPのよいお手軽コースを食べ
ゆっくりとした会話をする

満足するレベルの料理ではなかったが
帰りたくなるものでもなかった

マダムの笑顔に見送られ私達は店を出る


  「すでにここがどの辺りなのかよく分からない・・・。
   置いていかれたら帰るの厳しいかも。」

  「ちょっと公園のほう散歩しよっか(笑)」


紅葉の気配は跡形もなくなった公園を二人で歩く
葉が全て落ちた木は噴水のそばで一層寒そうに見えた

遠くではトランペットの音が高らかに響き渡り
ジョギングをしているおじさんと鬼ごっこをしている子供達に抜かされた


  ジャリ、ジャリ


落ち葉と小石の混ざった道を進むブーツの先を見ていた

隣では京が何か話している
理解するつもりもなく私は薄く相槌を打つ


梅とだったらきっと何も話さない
景色を見て音を聞いているんだろう

また一緒に散歩できる日がくるのだろうか
それとも

誰かと歩くたびに
季節が変わるたびに


梅のことを静かに思い出すのだろうか
 
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by nobiko9 | 2007-12-26 12:18 | 恋愛スル
2007年 12月 25日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part2
 
2週間前にメールがきた

クリスマス3連休の初日
22日のランチのお誘いだった


  前に渋谷で朝ごはんだけ食べて散歩して帰りたいって話を
  していたと思うけど、お昼ご飯食べるってのはどうでしょうか?
  公園近くのフレンチのお店で、味と雰囲気はとてもいいです。
  次の土曜日に行く予定なんですが一緒にいかがですか。


1ヶ月ぶりにこういうメールを送る男を
私はきっと好きにはなれない

京はそういう男だった


一瞬、迷わなかったといえば嘘だ

でもそれは
京を傷つけるかもしれないとか
誰かに対する罪悪感なんてカケラもなくて

ただ
食事をしている時に目の前に京の顔があったら
味と雰囲気をきちんと楽しめるだろうかという

その1点だけだった


金曜日
無性に一人になりたくなかった私は

最近仲良くなった友達の祥吾が投げている
ダーツバーに遊びに行った

祥吾と祥吾の友達と3人で23時過ぎまで投げ
カラオケに行って2時間半歌い

朝までまた別のダーツバーで騒いだ


家に帰って3時間だけ寝て
風呂に入って化粧をしてブーツを履いた

イヤホンが片方壊れたMP3プレーヤーは
当たり前のように一定のリズムで音を刻んでいた

雨が降りそうだった

誰にも「行け」とも「行くな」とも言われていないのに
私はこの選択をすでに後悔し始めていた


それはきっとすべて
天気のせいだと思いたかった
 
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by nobiko9 | 2007-12-25 17:54 | 恋愛スル
2007年 12月 25日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part1
 
階段を上りきって地上に出る

冷たい風が強く吹きすさんで
やっぱり揺れていると思った

一歩踏み出すごとに
ぐりょり、ぐりょりと地面が歪み
今にもバランスを崩してしゃがみこみたくなる

そんなことが許されるわけも無く
神経を足の裏に集中して歩き続けた


頬の温度が下がっていくのを感じる

コートのポケットの中で
いつの間にか爪がくい込むほど強く握り締めていた手を
ゆっくりと緩める

汗でぬるりとした感触が伝わる


吐きそうだった


気持ち悪くて気持ち悪くて
自分が気持ち悪くて、この世界が気持ち悪くて

どこか遠くへ逃げたくなった


自分からも世界からも
逃げられることなんて100%できないのは分かっている

逃げても逃げても追いかけられて
いや、逃げてるつもりでその実

さらに深い場所へと自ら潜り込んでいるだけなのかもしれない


この3日間を思い返していた

恋人同士が幸せを確かめ合い
寒空の中にイルミネーションが輝く3日間


自分が何を思い、何をしてきたのか反芻する
善悪の判断や評価なんて意味がない

思い返す、認める、記憶する
道をなぞる作業


なぜ
もう一度自分を傷つけることでしか
痛みを感じることでしか

自分の存在を確認できないんだろう
 
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by nobiko9 | 2007-12-25 11:13 | 恋愛スル