のびこのおなか
2011-10-17T19:19:50+09:00
nobiko9
恋愛、食、思想、放浪。のびこのおなかをいっぱいにするモノタチ。
Excite Blog
秋がきた。
http://nobiko.exblog.jp/16455137/
2011-10-17T19:30:04+09:00
2011-10-17T19:19:50+09:00
2011-10-17T19:19:50+09:00
nobiko9
恋愛スル
気が付くともう季節が巡っていた
ちょうど1年前の今頃
1年後にはどうにかなると思っていたことが
何の変化もなく
今までの人生のどこを切って思い返してみても
今ほど自分のことを信用できないことはない
こんなにも漫画のような日常に囲まれているのに
すこしずつすこしずつ
自分が自分でなくなっていくような感覚
]]>
すこしずつ。
http://nobiko.exblog.jp/16008549/
2011-07-26T17:57:31+09:00
2011-07-26T17:49:14+09:00
2011-07-26T17:49:14+09:00
nobiko9
恋愛スル
会えてうれしい
会えなくてさみしい
触れられることに感謝して
その香りに包まれると涙が出る
そんな状態が
こんなにも長い間
続くなんて思ってもみなかった。
]]>
おやすみなさい。
http://nobiko.exblog.jp/15126476/
2011-03-29T02:11:42+09:00
2011-03-29T02:06:20+09:00
2011-03-29T02:06:20+09:00
nobiko9
恋愛スル
私があなたのことをどのくらい好きか
あなたが私のことをどのくらい好きか
私の尺度で
あなたのレベルで
どうして見せることができないのだろう
どうして見ることができないのだろう
どれだけ優しい言葉をくれたとしても
どれだけ一緒の時間を過ごしてくれたとしても
どうして私はこんなにも悲しいのだろう
自分と同じだけの分量を求めるなんて何の意味もないのに
どうして私はこんなにも我儘になっていくのだろう
朝
目が覚めて
夜
目を閉じるまで
今日も一日
あなたを好きな私でいることができて
本当に幸せだと思う。
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ある日の水曜日。
http://nobiko.exblog.jp/14893135/
2011-02-11T00:55:57+09:00
2011-02-11T00:51:36+09:00
2011-02-11T00:51:36+09:00
nobiko9
恋愛スル
ただいま
おかえり。
今日は早いね。
少しだけど ね。
もうねむい?
まだ いけるw
よし
じゃっかん 酔っ払いだけど
そこは 目をつむってもらえると助かる。
ぬー
ぬ?
ぬぅ
やばい。
かわいいw
むぬぅ
抱きしめたくなるくらい かわゆす。
抱きしめるのはこっちの役目なんだ
えー
私もしたいー
だめ
むぬぅ。
はは
]]>
ある日の。
http://nobiko.exblog.jp/14860763/
2011-02-04T19:47:02+09:00
2011-02-04T19:42:51+09:00
2011-02-04T19:42:51+09:00
nobiko9
恋愛スル
もしもし。
こんばんは。
こんばんは。
今日
東京は
雪が降りました。
そうなんだ
こっちでも降ってたよ
そして
例の映画みてきたよ
あんな痛そうな映画
よくみるなぁ
こないだの天国と地獄もすごかったけど
これは
なんていうか
本能かきたてられる
観終わって すごく会いたくなったもん。
そうなんだ
まぁ、映画の内容はさておき
すごく会いたいって気持ちは
同じく だな。
その気持ちは
もっと前面に押し出してもいいと思うよ。
×3 くらいの勢いで。
今日はエレクトロニカ三昧だったのだけど
聞いてると無性に一緒に居たくなったんだ
一緒にいるときに よく聞いてるからかなぁ。
ハマってしまった
脳の中で 関連付けられてるんだよ
これはしばらくヘビーローテーション行きだな
ふふふ。
なんか うれしいな。
そう、関連付けられてるんだよ
一緒に居たときのことが
浮かぶんだ
・・・。
そろそろ
電池が
うん。
いいよ
おやすみ
エレクトロニカ聞きながら寝ると
きっといいことあると思うよ
そっか。夢で逢えるとか かな。
そうそう。
今日は 逢いにいく予定だから。
で、こっちからも向かって
すれ違わないようにしなきゃ
だな。
そしたら 京都あたりでデートもいいね。
いいね。京都で落ち合うか
長屋で一服しよう
うん。お抹茶飲みたい。
そんなところで
今日は おいとましたいと思います。
おやすみなさい☆
うん、おやすみ
]]>
初めてのデート。part10
http://nobiko.exblog.jp/14779021/
2011-01-20T13:26:00+09:00
2011-01-20T13:23:25+09:00
2011-01-20T13:22:59+09:00
nobiko9
恋愛スル
それまでの時間と距離を補うかのように
一分の隙もないくらいぴったりと寄り添って
後から後から愛しいと思う気持ちが膨らんで
肩も鎖骨も腰も指先も
お互い競うように確かめあった
朝になって
帰らなければならない時間が少しずつ近づいてきて
ご飯を食べる姿も
私に向けられる笑顔も
すべて持って帰ることができなくて悲しくなった
彼は当然のように見送りにきてくれて
ギリギリの時間までベンチに座って
手を繋ぎながらどうしたら時間が止めることができるのか考えて
何も言えなくなって
やっぱり時間は止まらなかった
「ずっと、手繋いだまんまだね。」
「・・・貯めとく」
「ん?」
「次会う時まで手繋げないから、その分。貯めとく。」
「うん。」
そう言って私は意を決して立ち上がったのに
彼は座ったままで私を見上げている
少し屈んでキスをして
そのまま彼を抱きしめる
彼の匂いに包まれて
私は耳元でずっと言わなかったことを伝えた
「大好きだよ。」
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初めてのデート。part9
http://nobiko.exblog.jp/14775698/
2011-01-19T21:54:00+09:00
2011-01-20T13:48:15+09:00
2011-01-19T21:50:35+09:00
nobiko9
恋愛スル
ワインと水を買ってホテルに戻る
「つかれたー。」
一日中歩き回っていたから
足がぐったりと重かった
二人とも別々にシャワーを浴びて
すぐに寝てしまいそうなくらい疲れていたのに
なんだか逆に目が冴えてコルクを抜いた
静かな部屋に「トクトクトク」とワインの音が鳴る
「乾杯。」
お酒を飲んで
とりとめのない話をして
最近聞いている音楽の話になって
ふと見るとワインはもうほとんど空いていた
「好きな曲はずーっとリピートして聞いちゃうんだよね。」
「最近の一番は?」
「ipod に入ってるよ。聴く?」
「うん。聴かせて。」
鞄から ipod を取り出し
ベッドに座ってイヤホンを二人で片方ずつつけた
「何言ってるか全然分からないし、気持ちよくて落ち着いてるのに
暗くならないんだよね。あ、ここのフレーズも好き。」
「あー、うん。いいね。」
「すごく気持ちいいんだ。」
世界がグルグルと回っている
彼らの歌声が私の頭の中を回っている
いつの間にか
私は彼に膝枕をされていて
彼は私の髪の毛を優しく撫でる
曲が終わって
イヤホンを外して
そして彼と目が合って
今度はもう目を逸らすことができなくて
ずっと望んでいたことなのに
痛いくらい胸が苦しくなって
初めてのキスをした。
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初めてのデート。part8
http://nobiko.exblog.jp/14775443/
2011-01-19T21:19:00+09:00
2011-01-19T21:51:08+09:00
2011-01-19T21:15:12+09:00
nobiko9
恋愛スル
タワーを出ると入った時よりも人影がなく
店の灯りも徐々に消えていく
寒かったけれど展望台から見えた洋館が
どうしても気になって確認しに行くことにした
昼間はここから船が出ているようだが
さすがにこの時間は固く門を閉じていて
少し残念に思いながら海沿いにある
木でできた遊歩道をゆっくりと歩く
海は油がとっぷりと浮いているように真っ黒で重く
空も砂浜も真っ黒で
波打ち際に見える鳥が本物かどうかも区別がつかないくらいだ
カン カン カン
一歩進むごとに響く靴音は
海の中に吸い込まれていく
潮の匂いと
海の音と
私たちが歩く音
「星がみえる。」
「ほんとだ。」
「一緒に、みれた。」
手を繋ぎながら
二人で空を見上げて
東京よりも綺麗に見えるのは
空気が澄んでいるのか
それとも二人が一緒だからか
「さむい。」
私がそう言うと
彼は何も言わずに繋いでいた手に力を込めた。
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初めてのデート。part7
http://nobiko.exblog.jp/14717109/
2011-01-08T19:07:00+09:00
2011-01-19T21:15:43+09:00
2011-01-08T19:03:48+09:00
nobiko9
恋愛スル
夜の商店街を抜けて
街のシンボル的なタワーに向かって歩き出す
もちろん
手は繋いだままだ
「ねぇ?」
「ん?」
「バス乗ろうよ。結構距離あるし。。」
「なんで?」
「だってさー。お酒飲んで、おなかいっぱいで。
ね?次タクシー来たら止めても、いい?」
「ダメー。食事の後のいい運動。歩こう。」
少し笑ってそう言って
もう一度強く手を握られた
そうされるともう何も言えなくなって
彼方に見えるタワーに向かって歩き出す
幹線道路の交通量はまばらで
人影はもちろんなく
世界が動いている気配はするというのに
自分たち以外はすべてが眠っているかのようだ
30分は歩いたころに
ようやくタワーの入り口に到着する
付近はクリスマスのイルミネーションで飾られていて
カップルというよりも家族連れが多く賑やかだ
「綺麗だねぇ。タワー、まるでARみたいだ。」
「女の子がさ。こういう場所でそういうこと言うんだ。」
「なに?"うわー。すごーい。キレーイ。"とか言えばいいの?」
「ごめん。今、ちょっとむかついたわ(笑)」
「だってさ。ほら。すごく嘘っぽい綺麗さじゃない?」
想像していたよりもはるかに大きくて
青と白の光に包まれて今にも迫ってきそうな迫力だ
チケットを買ってスケルトンのエレベータに乗り込む
中では珍しくエレベータガールが案内をしていて
今日だけで何度言ったかしれない説明が終わったと同時に展望フロアに到着した
遅い時間だからかそこまで混んでおらず
運良く特等席らしいソファに座ることができた
なんだか言葉数が少なくなってきた
微かに流れるジャズと
目の前に広がる夜景と
右手に繋がれた感触と
あと足りないものは
美味しいお酒くらいだと思った。
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ある日の。
http://nobiko.exblog.jp/14652819/
2010-12-27T13:00:54+09:00
2010-12-27T12:57:43+09:00
2010-12-27T12:57:43+09:00
nobiko9
恋愛スル
すごく
声が聞きたいなぁと思ってるんだけど、
今日は難しいかな。。
そうだね。
ごめん。返事遅くなっちまった。
よかったら明日か明後日の夜にでも。
いや、なんかごめん。
明日になったらきっと大丈夫だから。
おやすみ。
謝ることないよ。
ただ、声だけ ってのはちょっとダメなんだ。
電話、苦手なの知らなかったや。
今度からメールかチャットにするね。。
ニガテというか、
声、聞けばさ、
触れられないもどかしさってのが強くなっちまうわけですよ。
いや、実はニガテなのかもしれないけどね
何も連絡しないでいても
次に会う時まで同じ気持ちでいてくれるか
すごく不安なる時があって、どうしていいいか分からなくなる。
タブン、同じ気持ちじゃないかもね。
人の心は変わっていくものだから。
ただ、今のこの気持ちは
逢えない日々の中で
薄れていくんじゃなくて、
じわり、じわりと
発酵・熟成されている感じ
だから大丈夫。
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初めてのデート。part6
http://nobiko.exblog.jp/14652765/
2010-12-27T12:51:00+09:00
2011-01-08T19:04:15+09:00
2010-12-27T12:47:58+09:00
nobiko9
恋愛スル
ベッドに座って指を組みながら
涼しい顔で彼は言う
ちらりと顔を見て
意外にも強い雰囲気が感じられて目を逸らす
窓から夕日が落ちてきて
部屋が少し暗くなってきて
もう彼の顔をはっきりと見ることはできない
「・・・だってさ。そんなこと言わないでしょう?」
「・・・そっか。」
「おなかへった。外も暗いし、ご飯食べに行こう。」
「行くか。」
付き合っても告白すらもしていない人に
東京から会いに来て
ホテルの1室でベッドに横になって
不自然で可笑しな点はたくさんあるのに
何事もなかったかのようにホテルを出て電車に乗る
私にしては珍しくまかせっきりにしていて
お店の場所なんて調べていなかったから
グルグルと路地を回って
やっと辿り着いたお好み焼き屋は
彼が以前住んでいた町にあった店の支店らしく
まだ早い時間だというのに満席だった
お世辞にも綺麗とはいえない店内はカウンターしかなく
威勢のいい兄さん達の声が飛び交う
少し待って席に案内され
ビールで乾杯する
手書きのメニューや
隣の人が食べているものを注文する
二人で同じものを食べながら
「美味しいねぇ」と笑いながら
少しずつ酔いが回ってくるのを感じて
久しぶりに苦しくなるほどおなかがいっぱいになって
びっくりするほど安いお会計をすませて店の外に出た
「サムイ・・。」
昼間はあんなに暖かったのにと思いながら
マフラーを巻いていると
彼はテクテクと先に歩いて行ってしまう
「ちょ。待って。」
そう言いながら小走りに服の裾をつかむ
と
ポケットに収まっていた彼の左手が動いて
それは私の右手に繋がれて
彼は昔からずっとそうだったように
私の隣を歩いていた。
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初めてのデート。part5
http://nobiko.exblog.jp/14577801/
2010-12-13T16:57:00+09:00
2010-12-27T12:48:26+09:00
2010-12-13T16:54:48+09:00
nobiko9
恋愛スル
朝早くに起きて
ヒールでフラフラと歩いから足が疲れていたし
チェックインもしたいし
一旦ホテルに戻ることにした
少し広めなのがお気に入りで
前回と同じ部屋を予約していた
荷物を放り投げて
脱いだ靴を放り投げて
ベッドに横になる
「・・・ねむーい。」
「何時起きだっけ?」
「んーっと、実は寝てない。メールした時に家に帰った(笑)」
「はは。それはそれは。」
前回はソファにしか座らなかった彼が
そう言いながら私の隣のベッドに腰をかける
「年末年始、どっか行かないの?」
「行きたいよねー。予約とか全然とってないけど。
あーでも。こないだ男友達と海外旅行に行こうって盛り上がった。」
「うん。」
「でもなんか。予約取る寸前までいったんだけど
まずいかなーって、お互い思って。なんとなくそのまま放置。」
「まずいんだ?」
「昔からの友達で、そういうことには絶対にならない人なんだけど
やっぱりさ。なんか、ね。」
その昔
国内旅行に別の男友達と行った
もちろん何もなかった
でも
好きな男がいたらしていたかどうかは分からない
「それはさ。」
「ん?」
「俺が行こうって言ったらどうする?」
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初めてのデート。part4
http://nobiko.exblog.jp/14577322/
2010-12-13T15:06:00+09:00
2010-12-13T16:55:23+09:00
2010-12-13T15:03:50+09:00
nobiko9
恋愛スル
繁華街から30分ほどの街に降り立つ
お店までは裏道を選んで歩く
空は抜けるように青くて
楓は燃えるように赤くて
しんと静まりかえった小道を
のんびりと横切る野良猫
まるで映画の一場面をどこかからか見ているようだ
ジュリオの時もそうだったけれど
惹かれる人と一緒に囲まれる風景は
どうしてこんなにも嘘みたいに綺麗なんだろう
きっと脳に何かがドーピングされて
視覚や聴覚や嗅覚が
普段の自分とはまったく違う状態になるんだ
少し遅れて予約をしていたお店に到着する
暖簾をくぐり
びっしりと苔に包まれた水瓶を横目に小道を進み
個室でゆったりと食事を楽しむ
目の前で彼が箸を持って食事をしている風景が
なんだかものすごく不自然な気がしてきて
それに気付きたくないからか
とりとめのない話を続ける
おなかがいっぱいになってお店を出て
すぐ近くにある神社にお参りをしてみる
「何をお祈りしたの?」
「ないしょ。」
予定を決める時にあまり予定を入れないようにお願いした
何かをしたい気持ちはあるけど
そのために来たわけじゃなくて
何かをするなんてついでなのだから
要は
散歩したり話をしたり綺麗な風景を見たり
あなたとそういうことをするためにここに来たのだと
少しだけ伝わって入ればいいと思った。
]]>
ある日の。
http://nobiko.exblog.jp/14563396/
2010-12-11T00:48:55+09:00
2010-12-11T00:46:02+09:00
2010-12-11T00:46:02+09:00
nobiko9
恋愛スル
おきてる?part3?
きっと寝てるんだろうなー
なんで
おきてるのさ
こんなじかんに
そっちこそ
いや、夢の中だったよ
いまももしかしたら・・・
きのう
夢で会ったよ
どんな夢?
どこにいるか分からなくて
ずっと探してて
最後の扉を
開けたら
いた
さがしてたんだ?
ずっと
だって
いないんだもん
でもみつけた
うん。
いたよ。
会えた。
みつかっちゃった
まっててくれるでしょ?
そうだね
どこにいてもいいよ
私が
あいにいく
みつけてあげる
ありがと
でも、
こんどはこっちから行ってもいいかな
わたし
フラフラしてるから
ちゃんと つかまえてね。
千鳥足w?
今日は かなりヤバイw
そんなんじゃ、オイラみつけらんないよ
だいじょうぶ
気持ちは フラフラしてない
そっか
んじゃ今夜も見つけにおいで
会いにいく
晴れてたし
星もみえた
そろそろ
話の続きは夢の中で
うん
おやすみ
おやすみ。
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初めてのデート。part3
http://nobiko.exblog.jp/14554127/
2010-12-09T13:49:00+09:00
2010-12-13T15:04:22+09:00
2010-12-09T13:47:06+09:00
nobiko9
恋愛スル
駅からのエスカレータに乗り込む
二段上に立つ彼を見上げる
「ホテル、取ったの?」
「うん。偉いから今回はちゃんと予約した。
こないだと同じとこ。」
一旦ホテルに荷物を置いてから
予約をしていたお店に移動をするため駅に戻る
「少し遅れそうだから、お店に電話してくるね。」
ガラガラの車両で座っている彼にそう声をかけて
携帯電話を持ってホームの柱の影で電話をかける
「あ、はい。すいません、よろしく・・・」
言いかけたところで何か音が聞こえたと思って振り向くと
ちょうどドアが閉まって
彼と私の荷物を載せた列車が発車するところだった
「え?うぁ。あ、はい。だ、大丈夫です。はい。」
電話越しに訝しむお店の人と話を続けながら
驚きを通り越して笑っている彼の顔が見えた
すぐさまメールをする
大変だ(笑)
あほー
とりあえず次の駅で降りてみた。
急いで隣のホームに駆け出してギリギリのところで電車に乗り込む
駅に着くと彼が笑っている
「あはは。すごい。びっくりしたね。」
「あほー。発車時間見てなかった俺も俺だけど。」
「あはは。だめだ。面白すぎる。コントみたいに扉が閉まったよ。」
そうやって二人でしばらくの間
駅の片隅でおなかが痛くなるほど笑い転げていた。
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