2008年 07月 12日
オカピとデートする。part1
 
その日はなぜか朝からイライラしていた

理由は忘れた

体調が悪かったのか
蒸し暑かったのか

もしかしたらその両方だったのかもしれない


電車で待ち合わせの場所に向かう途中
数時間前にオカピから送られてきたメールを思い出して

また少しイライラが増した


  予定より早く行けるかも
  早めに行って買い物でもしてて



案の定オカピは先についていて私を待っていた

最初の約束よりは15分早くついたが
おそらく彼は30分くらい待っていたのだと思う


「お待たせ。ちょっとあそこの洋服見てもいい?」


そう言ってお店に入る

取り立てて欲しいものはない
蒸し暑い外の空気から少しでも離れたかった


「あっつい。お茶しに行こ?」

「え?もういいの?」

「うん。ちょっと見たかっただけだし。」


公園の脇を通ってカフェに向かう
裏道なのに意外にワカモノがいっぱい歩いている


「この上。」


小さな看板がなければカフェがあるとは気づかないだろう

階段で2階まで上がりそこからエレベータに乗る
なんだか身体がぐったりと疲れていた


「あー。駄目だ。ごめん、今日。なんか物凄くイライラしてる。」


思わず「もう帰ろう」と言いそうになったが
悲しそうなオカピの顔を想像するとそれも酷いと思った

機嫌が悪いのに一緒にいることがいいことだとは思わない
理由のない不機嫌はまったく生産性に欠け良いことなんて一つもない

その原因があなたにあるのなら話は別だけれど
そうでなければまた楽しくなれる時に一緒にいれればいい

でもきっとオカピは
それでもいいから一緒にいたいと言うのだろうと思った


「どうした?何かあったの?」


私はオカピのほうをチラリとも見ず
エレベータの回数表示をぼんやりと見ながら

さて、なんて答えようかと考えた。
 
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by nobiko9 | 2008-07-12 12:23 | 恋愛スル


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