2008年 05月 23日
オカピの誓い。part5
 
ゆっくりと一度瞬きをしてから言った


  「・・・・・・っやだ!!」


私はオカピを突き飛ばして毛布を被った

もちろん何も言わない
喚いたり、泣いたり、怒ったりするのは逆効果だ


「泣きそうなくらい悲しくて、あなたには心底失望した」

オカピのような論理的な人間には

少しの無言と、押し殺しきれずにこぼれ落ちた感情
そして冷静な論理で主張していくことが効果的だろう

まず、彼には自分で考えて反省する時間が必要だ


  「・・・・・・ごめん」


たった数分前に「やりたいだけの男とは違う」と言った自分
何日か前に「つけないでするのは嫌だ」という話を真面目にされた自分


  「・・・・・・ごめん」


しかも今日は彼女に指輪を買ってあげた
笑顔ですごく喜んでくれてたのに


  「のび・・・?ごめん・・・・・・」


オカピがそう言って毛布をめくり、もう一度言った


  「ね、ごめん」


もちろん、まだ足りない


  「・・・今日、したくないって、言ったじゃん」

  「・・・うん」

  「それに、この間、つけないでするの・・・・・・嫌だって言ったよね?」

  「・・・・・・うん」


暗がりの中、本当に悲しくなってきて涙が出そうになる
オカピから見えないように人差し指で目の下をなぞる

もしかしたら泣いているように見えてしまうかもしれないが
それはオカピの勘違いというものだ


  「今月もちゃんと生理くるかなって、いつも不安なんだよ?
   ・・・・・・こういう気持ち、分かる?」

  「・・・・・・・・・うん」

  「じゃあなんで、さっき。そのまましようとしたの?」

  「・・・・・・だから、俺。つけるとすぐ小さくなっちゃうっていうか
   だからあのままのびの中に入れば大丈夫だって思って・・・」

  「意味が分かんない。"したくない"って最初に言ったよね?
   しかもそのまましようとするの、本当に気持ち悪い。
   ねぇ、そんなんだったら私。もう二度とエッチしたくないよ」

  「本当にごめん」


そう言うとオカピは私を強く抱きしめた


  「ごめん。本当にごめん。
   もう二度とその話、俺の前で出さなくていいから」


ちょっと上からの物言いがムカツクが
ある程度の反省を促すことができたのでよしとしよう

やりたいだけのセックスも愛情から派生したセックスも
したくない女から見ればどちらも同じ


彼のセックス観や女に対する考え方は私とは合わない
そんなことを嘆いても仕方がないので、少しずつ変えていくしかない

なんて前向きなんだ、自分。
  
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by nobiko9 | 2008-05-23 13:38 | 恋愛スル


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