2008年 04月 16日
オカピいじける。
 
ご飯を食べて少し機嫌を直していた
ベッドに入る頃には許してあげてた

確かにおかしい
悪いのは私なのに

そしてオカピは枕を抱えてうつ伏せになりながら
ポツリポツリと話し出した


  今日だって俺、怒ってたんだ。
  のびが来なくてずっと怒ってて、なのに

  顔見た瞬間、なんて謝ろうか考えてた。

  のびの目が泣いてるように見えて
  なんてことしちゃったんだろうって思って

  すごい焦った。
  なんなんだよ。ほんと負けてるよな。

  のびだけなんだ。
  俺のこと、こんなに簡単に傷つけたりへこませたりできるの。

  他の人とは鎧を着けて注意深く接することができるのに
  のびにはそんなの簡単に脱いで、そして無防備で

  俺、ほんとどうかしてる。


これ以上ないくらいの愛の告白だと思った
今まで実体のなかったオカピが目の前にいると感じられた

そして同時に

可愛くて抱きしめてあげたいと思う反面
どうしようもなく傷つけたくてたまらない


  ねぇ。じゃぁ、二択ね。

  一つはもう二度と私と会わない。
  全てをなかったことにして、平穏な生活に戻るの。

  傷つけられることも、へこまされることもなくて
  幸せな生活が毎日続くんだ。

  もう一つはこのまま続けるの。

  でも私はあなたが望むようにはできない。

  嘘。そういう付き合いだってできるよ。
  笑って話して、たくさんエッチして。きっと楽しいね。

  でも私はあなたとそういう付き合いをしたくない。
  もっと傷つけたりへこませたりしちゃうの。


こんな下らない二択の答えがどうなるかなんて分かってる
それでも「オカピ自身ががその決断を下した」という事実が重要になってくる


  そこにのびの思いはないわけ?

  ないよ。だって私には選択する権利がないもん。
  好きな人が決めたことに従うよ。

  その二択、二択にならないよ。おかしい。
  だって、もう会わないなんていう選択が、できるわけない。

  本当に、いいの?


少し冷静になって考えてみれば、あるいはこうやって文字になってみれば
おかしな部分がたくさんあることに気付く

それでもオカピは立ち止まらない
まるで考えること自体を放棄しているように見える


  じゃぁ、こう考えれば?
  私と一緒にいてさ、今までと違うことや新しいこと
  見たり、聞いたり、考えたり、感じたりできるって。
  そうじゃないとあなたが私と付き合ってる意味、ないじゃない。
  癒してくれるだけの女ならきっと他にもいっぱいいるよ。

  あー。もう。俺、ほんとにSなんだよ?
  なのになんだよ。まるっきりMじゃん・・・。


分かってる
偉そうで傲慢で上から目線で、いったいお前は何様なんだ

でも一方ではこう思っている

私は彼を拘束しているわけではないので
彼が本当に止めたいと思えばいつでも止めることができる

私は彼から何かを搾取しているわけではないので
彼に損害もなければ、私に実質的な利益もない

彼は私よりも年上でお金もいっぱいもらっているけれど
驕ってもらうわけではないし、今までもらったのは出張のお土産くらい


だいたい、お金や物だったら自分で手に入れる
正直にいえば、私は彼からもっと違うものが欲しい

例えば

彼の「初めて」になって、その瞬間に立ち会いたい
本当はもっと違う自分がいるんだって知らせたい


分かってる。それは
なんて、贅沢なことなんだろう。
 
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by nobiko9 | 2008-04-16 10:32 | 恋愛スル


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