2008年 02月 04日
占われる。part1
 
川の傍にあるその雑貨屋は
3坪ほどの本当に小さな場所で

手作りの雑貨やアクセサリーを販売している

店長もスタッフも本業は他に持っているらしく
夜や週末などの限られた時間で営業をしている店だ


入るなり、客と思われる20歳前後の就職活動中の女性が
男性スタッフに進路相談をしていた

どうやらいろんなことに不安を感じているらしい

なぜだかすっきりとした顔をした彼女が帰ったのと入れ違いに
お茶とお菓子とイナリ寿司を持った年齢不詳の女性が現れた

私の友達はその女性になんちゃらカードで
リーディングをしてもらう約束をしていたらしい

20分ほどで彼女の彼に対するリーディングが終わる


  「そちらの方も、やりますか?」

  「おいくらですか?」

  「いえ。お金はいただきませんよ(笑)
   そういうのではありませんから。」


話しかけられて少々びびるも
こんな機会なんて滅多にないだろうと思ってお願いした

だが
「そういうの」とはどういうのだろう


  「では左手をカードの上において、あなたの夢を思ってください。」

  「へ?夢、ですか?」


どうしよう
「夢」なんてイキナリ言われてきちんと頭の中にイメージできるのなんて
甲子園を目指している高校球児だけだと思っていた

いや。あるよ、ある
でもレベル感というか、どのメッシュで考えていいのか分からない
夢の定義なんて人によってかなり曖昧なものなんじゃないのか?


何か欲しいものある?と尋ねて
聞き手は1000円くらいでプレゼントできるケーキ詰め合わせなんかを想定してたのに

「あるよ。夜景の綺麗な超高層マンション。ちょうだいよ。」
と真顔で言われたら呆れてしまうだろう

いやいや、待てよ
それをどう捉えるか、そこからこの作業は始まっているのかもしれない

そんなことを5秒くらい考え、私は「夢」をイメージしてカードの上に手を置く


そういえば占い全般に興味を持ったことがなかったなぁ

星占いはやってれば見るけど結果はすぐに忘れるし
血液型占いなんて存在するのは日本と韓国くらいだろう

そう考えると女性が好きなものに対して
それは例えば占いとかダイエットとかメイクとかショッピングとかお人形遊びとか

そういうものをきちんとやってこなかったのが
こんな人間になってしまった原因の一つのような気もする


  「はい。それではこの中から3枚選んでテーブルに置いてください。」


カードを切り終わった女性がそう告げる

私は決めていた
最初に選ぶカードは一番上のカードだと

意味はないけど、そこに意味があるような気もした。
 
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by nobiko9 | 2008-02-04 17:53 | 外ヲシル


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