2008年 01月 29日
梅とボードに行く。Part2
 
理由なんてない。
理由なんて何もなかったが

梅の友達は120%男だと思っていた。


0.3秒くらい
顔の筋肉と思考の道筋が固まって

そして私は荷物を運びながら
極上の笑顔を作って言った。


  「初めましてー。よろしくー。」


テキパキと荷物を後ろに積み込み
後部座席に乗り込もうとした。

と、既に彼女が座っている。


  「えーっと。あ、あれ・・・?」

  「助手席どうぞー♪」

  「は、はい。」


・・・・・・。
いろいろ、ちょっと


待ってくれ・・・・・・。


車内には梅と彼女と私の三人。
私が行くって言わなかったら彼女は梅と二人きりだったわけで

彼女が助手席乗らないのおかしくね?

ってか。
私。どう考えても助手席厳しいんですけど。


ふられてから初めて会って
1ヶ月半ぶりに会って
拒否られてる感満載なのに

助手席って厳しいんですけどっ!!


なんて言えるはずもなく
大人しく車に乗り込む。


  「ちゃんと寝てきたか?」

  「はぁ?どのタイミングで寝ろって言ってんの?
   だいたい来るの遅すぎ。12時に迎えって言ってたのに
   12時にあと30分かかるって連絡くるのおかしくね?
   この時間だって分かってたら少しは寝れたよ。」

  「文句はサキに言えよ。出る時に連絡しろって言ったのに。」

  「あははー。ごめんね。
   バイト上がりで、しかも電車混んでて遅くなっちゃって。」


私の心配や不安など、どこにも見当たらないかのように
車内は和やかな空気だった。

梅は基本的に話さない。
私も基本的に話題を振らない。

うちら二人はそれで満足だったが
サキさんは無言が耐えられないらしく

絶えず私か梅に話しかけていた。


が、梅はほとんどの会話に対して
「あぁ」とか「うん」とか単語での回答で話を終わらせるため

必然的にサキさんと私の二人で会話をする回数が増えていった。


私は会話の間中
梅が運転している手を見ていた。

そして
まだ一度も

彼の顔を見ていないことに気付いた
 
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by nobiko9 | 2008-01-29 17:47 | 恋愛スル


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