2008年 01月 07日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part10
 
例えば梅とだったら

現在の友達関係を壊すのが怖いとか
私が恋愛感情を持っていることを知られるのが恥ずかしいとか
付き合っていない男とセックスできるという事実を知られることで
マイナスの感情を持たれるかもしれないとか

好きだからこそ恐れることが多い
だって少しでも自分をよく見せたいから


祥吾にはどう思われてもよかった

私はそこまで親しくない女を家に泊めるような男は好きじゃないし
彼もそこまで親しくない男の家に泊まるような女は好きじゃないだろう


それでも私達は
お互いの半身を埋めるようにぴったりと抱き合っていた

顔を動かせばすぐ届く位置に彼の唇があって
それなのに全くドキドキしていなかった

話が途切れて彼と目が合って

何か言われたかもしれないけど
気付けば


キスをしていた

やっぱりドキドキしなかった


なんだろう
どこか壊れているんだろうか

そんなことを考えている私には目もくれず
彼はさらに話し出した


今は彼女を作る気がない
彼女じゃない女とセックスしても責任とれない
気持ちはしたいわけじゃないけど身体はしたいと思ってる
もしのびちゃんとしたら絶対に自己嫌悪に陥ると思う
あぁヤバイ理性ぶっとびそう


そういうのは心の中の葛藤ってもんで
口に出す話じゃないでしょう

とは言わなかった


おそらく彼は
そう私に伝えることで責任を逃れているから

一方的ではなく合意の上の一度きりのエッチだったと

だから終わった後で付き合いたいとか言われても困る
それが嫌なら早くこのいちゃいちゃを止めると言ってくれと
私に判断を任せているのだ

だが私は
彼が責任を感じる理由すら理解できなかった

それを感じてもいいのは
私が祥吾のことを本気で好きなのを知っているのに遊びでするとか
私を傷つけるために嘘をついてするような場合じゃないだろうか


  「のびちゃんは、したい?」

  「したいとは思う、けど。」

  「けど・・・?」

  「した後でめんどくさくなったり
   祥吾がヘコムくらいならしたくない。」


久しぶりに発した言葉は
ほぼ真実だった

その後に何度もキスをしてそして彼はその度に自問していた


私は不思議だった
この期に及んでこれ以上何を迷う必要があるんだろうか


やりたくないならやらなければいい
やって自己嫌悪を感じるくらいなら止めればいい

理性がぶっ飛ぶなんて言ってるけど
じゃぁ理性がある今のうちに止めればいい

というか
そうやって迷うくらいなら私を部屋に招かなければいい

家に泊めてそういうことになるとはカケラも思ってなかったなんて
今時高校生でもそんな言い訳使わない

だいたいにおいて可能性を感じた時点で
判断や選択は終わっているようなものだ


だって私は
彼の家に行くと決めた時点で

してもしなくてもどちらでも構わない
自分がしたくなって祥吾も同じ気持ちだったらしよう

そう思っていたのだから。
 
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by nobiko9 | 2008-01-07 16:24 | 恋愛スル


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