2007年 12月 25日
聖なるクリスマスの正しい過ごし方。Part1
 
階段を上りきって地上に出る

冷たい風が強く吹きすさんで
やっぱり揺れていると思った

一歩踏み出すごとに
ぐりょり、ぐりょりと地面が歪み
今にもバランスを崩してしゃがみこみたくなる

そんなことが許されるわけも無く
神経を足の裏に集中して歩き続けた


頬の温度が下がっていくのを感じる

コートのポケットの中で
いつの間にか爪がくい込むほど強く握り締めていた手を
ゆっくりと緩める

汗でぬるりとした感触が伝わる


吐きそうだった


気持ち悪くて気持ち悪くて
自分が気持ち悪くて、この世界が気持ち悪くて

どこか遠くへ逃げたくなった


自分からも世界からも
逃げられることなんて100%できないのは分かっている

逃げても逃げても追いかけられて
いや、逃げてるつもりでその実

さらに深い場所へと自ら潜り込んでいるだけなのかもしれない


この3日間を思い返していた

恋人同士が幸せを確かめ合い
寒空の中にイルミネーションが輝く3日間


自分が何を思い、何をしてきたのか反芻する
善悪の判断や評価なんて意味がない

思い返す、認める、記憶する
道をなぞる作業


なぜ
もう一度自分を傷つけることでしか
痛みを感じることでしか

自分の存在を確認できないんだろう
 
[PR]

by nobiko9 | 2007-12-25 11:13 | 恋愛スル


<< 聖なるクリスマスの正しい過ごし...      山手線。 >>