2007年 12月 07日
道案内してみる。
 
終業時間とともに会社を出る。
今日はどこのカフェでご飯を食べるか考える。

うーん。どの駅から電車に乗ろう。

すると信号前にある地図看板の前で
スーツを着た大柄な男性二人が何やら話し込んでいる。

手元には紙の地図。

誰がどう見ても、道に迷っているようだ。


しばし考えたあと、私は二人に声をかけた。


  「あの。大丈夫ですか?」

  「あー。いや。シドミーはどっちかな?」

  「シ、シドミー??」


なんだ?新しくできた地名か、それは?

シドミー、シドミー、シドミー・・・・・・。
なんか、軽快な響きだ。だが、さっぱりわからん。


するとおじさんは紙の地図を指差す。
 



 
  「ここだよ、シドミーに行きたいんだ。」


そう言った先には「SHIODOME」の文字が。


  「なるほど。汐留ね。」

  「そうそう。シオドメ。」

  「この新橋って駅までだったら行ってあげられるけど。
   そしたら汐留すぐでしょ。」

  「本当か?付いて行っていいか?」

  「いいよー。こっからだったら10分ちょいかな。」


そう言いながら3人で歩き出す。

二人は何やら談笑しているが
速すぎて何を言ってるのかさっぱり分からない。


  「二人はやっぱ仕事で東京来てるんだよね?
   どのくらいこっちにいるの?」

  「3日間だけだ。その後は上海行って次にシンガポール。」

  「まじで?忙しすぎだよ。
   東京3日間なんて短いし。全然遊べないじゃん。」

  「そうなんだ。今度来る時は観光しに来たい。」


てか、私と話す時もめっちゃ速い。
こんなんじゃ道に迷ってても誰も助けてくれなさそう。


  「ニホンゴハナセルノ?」

  「何だって?」

  「あぁ、ごめんごめん。日本語話せるの?」

  「いやー。3つ、いや単語4つだけかな。」

  「へぇー。どれだろ。」

  「コンニチハ、アリガト、サヨナラ。
   それと、えーっとなんだっけ、あれ。そうそう。」


  「モシモシ!」


・・・・・・。

いや、悪いとは言わないが
他の3つに比べて使用度低くないか?


  「そいじゃ、私はこっちだから。
   汐留は線路の向こう側ね。」

  「助かった。ありがとうな。」

  「いえいえ。じゃーねー。」


そんな。
人助けた気分になったある日の風景。
 
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by nobiko9 | 2007-12-07 09:46 | 考エル


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