2007年 10月 26日
梅と買い物デートする。Part5
 
ブックオフを軽く見て、なんとなく原宿方面に歩き出す。

竹下通りを通り過ぎてそのまま渋谷に抜けようかと思っていたが
久しぶりに来たのだからとIL BISONTEを見に行くことにする。


それにしても。

表参道ほどバランスの悪い街はない。
ブランドショップが乱立しすぎで、日本じゃないみたいだ。

いや。やはりこんな景色が日本らしいのかもしれないと思いつつ
人ごみを掻き分けて進む。


お店を出てからは
知りもしない細い道を二人で迷いながら散歩する。

神宮前5丁目あたりは入り組んでいて

突如現れる教会や隠れ家的なショップ。
古めかしいアパートに超高層のマンションが並び

表参道と同じくらい、統一感のカケラもなかった。


食事ではなく買い物のために来た渋谷は
全ての建物が様変わりしていて。

それはそれで楽しかったけど。

昔よく行ったカフェや雑貨屋がなくなっていたりして
少し悲しくなった。


  「はらへった。」

  「帰ってから食べる?
   こっちで食べってもいいけど。」


そして私達は珍しく
渋谷でご飯を食べて行くことにした。

和食居酒屋のカウンターに座り
アジの開きとサラダと豆腐を頼む。


  「そういえば最近、よく軽井沢行ってるよね?」

  「あー。ボードの友達が別荘持ってっからさ。」

  「そういう場で出会いなんかないの?」

  「ないね。いつも決まったメンツだし。」


そうか。そういうもんなのか。


  「この間は朝から一人でチャリンコ乗ってた。」

  「いいねー。朝の軽井沢を自転車か。気持ちよさそう。」


朝靄がかかって、ちょっと寒くて
もしかしたら葉はすでに色づいているかもしれない。


  「ねぇ。紅葉見に行こう。」


私は思い立って言った。

外苑前や新宿御苑なんか
もう少ししたら綺麗に色づくかもしれない。

すると思いがけず、梅がさらりとこんなことを言った。


  「そうだな。桜見て、紫陽花見て
   紅葉ものびとかなって思ってた。」


その言い方は反則だ。
さっきとは違う理由で泣きそうになるのを、どうにか堪える。


  「片道3時間くらいならいいぞ。
   車代節約するなら後2人必要だな。誰がいいよ?」

  「えー。うちら2人にプラス2人でしょ?」

  「俺の知らない奴でもいいよ。
   俺は俺で勝手にやってるし。」

  「いやでも。二人とも知ってたほうがいいじゃん?
   あ。梅の友達のゴトウは?」

  「あいつはダメダメ。すぐに”飽きた~”とか言い出すから。」

  「うーん・・・。私の中でお散歩とか季節モノは
   梅と一緒にって感じだからなぁ。誰にするかな・・・。」

  「じゃ、二人でいいんじゃね?ちょっと割高になるけど。
   その分、自由に見てまわれるし。」


あれよあれよという間にそんなことになっていた。

日帰りとはいえ。
二人で、週末に、車で、紅葉見に行くってのは。

かなりドキドキする。


誕生日プレゼントあげるとか
桜を見ながら散歩するとか

同じ次元で考えていいんだろうか。


  「それじゃ見ごろなところをYahooで調べておくよーに。
   人が少なくて穴場なとこな。」

  「はいはい。きっと来週も仕事暇だろうから見ておくよ。」


  
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by nobiko9 | 2007-10-26 09:29 | 恋愛スル


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