2007年 10月 22日
梅と買い物デートする。Part1
 
祖母が死んだ。
田舎で通夜と告別式が執り行われた。

毎日一緒にいたわけではないし
毎日祖母のことを考えて暮らしていたわけではないが

やはりショックは大きかった。

会社を早退し、そのまま田舎へと向かった。


もう一泊する予定だったが
精神に影響されてか体調が思わしくなく

木曜には東京に戻ってきていた。

金曜も会社は休んでいたので一日中家でごろりとする。

食べるのも動くのもめんどくさく
何もする気が起きなかった。

水曜からの3日間で食べたものは
リンゴとゆべしとミルクセーキだった。

4日目の深夜にこれじゃダメだと思い
ダーツバーに行ってカルピスソーダを飲んだ。

5日目の日曜日に生活を戻そうと
ひとまず誰かに会おうと思った。


女友達2人と男友達3人にメールを打つ。
こういう時は、なるべく何も考えずに遊べるダーツ友達がいい。

が。こんな時に限って誰も捕まらない。
全員に断られる頃には、かなりの確率で諦めていた。

せっかく風呂にも入って準備を始めていたのに
すべてがめんどくさくなってきて

また今日も一人でうつらうつらしようかと思っていた。


そしてふと。
梅にメールしてみる気になった。


  今日。ひま?

  暇じゃないが、予定もない
  ブラブラと街を徘徊するつもりだったけど
  なんざんしょ?

  遊ぼうよ、というお誘いのつもりです
  ブラブラにお付き合いさせてください。
  最近、ヒキコモリ気味なんで・・・。

  2時半に駅の改札前ね

  はーい♪


「はーい」って言っちゃったよ。
「♪」までつけちゃったよ。

こんな状態なのに私
大丈夫なのかちょいと不安だ。


時間前に駅に着き、改札前の柱に寄りかかる。

日曜日の午後。

子供が笑いながら走り抜けて
カップルが手を繋いで通り過ぎて
可愛い女の子が募金を呼びかけている。

絵に書いたような休日で、私は
本を読みながら梅を待つ。

好きな人を待っている時間は
なんて幸せなんだろう。

家で本を読んでいるよりも
ものすごく有意義に時間を使っている気がする。


  「おまたせ。」

  「こんにちは。」

  「さて。どこ行くか。
   おっ。その靴履いてるってことは、歩く覚悟があるんだな?」

  「え・・・?う、うん。いいよ・・・。」


普通だ。
本当にこいつは、いつ会っても普通だ。

その普通さに引っ張られて
私も少しずつ元に戻れそうな気がした。

電車に乗って新宿について
あまりの人の多さに辟易しながらもショッピング。

アウトドア系のお店を二人で見て
フラッグスからビクトリア方面に移動。

その頃になってやっと
私は空腹感を覚え始めた。
 
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by nobiko9 | 2007-10-22 16:42 | 恋愛スル


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