2007年 10月 15日
好きだと気付いて以来、初梅。part1
 
金曜日。
私は友達2人と浅草でダーツをしていた。

そのダーツバーは最低で

見知らぬオヤジに「ダーツやろう」としつこく絡まれたり
ひどく腕を引っ張られたり、触られたりしているにもかかわらず
スタッフは何の注意もしてくれないような店だった。

最初は笑顔で受け流していたが
次第にめんどくさくなって

タッチライブをやっている友達を残して
携帯だけを持って外に出た。

階段を降りながら新着メールを見る。


  またもや指定席取れず

  23時にはそっちに着くわけだが
  暇だったら軽く飲み行かね?


からのメールだった。
1ヵ月半、会っていなかった。

好きだと気付いて以来、会っていなかった。

彼は出張に行っていて
週末になると東京に帰ってくる生活。

あれだけ会うのを我慢していたのに
そのメールを読んだ瞬間、私の心は決まっていた。


決まっていたのに、心の一部は無意味に抵抗を続けていた。

「飲もう」とメールをもらっただけで
浮き立っているのはこんなにも事実なのに

それを認めた先に何が待っているかを知っているからだ。


たっぷり30分迷った末に
やっとの思いで携帯を握りなおす。


  そっちからって案外近いね
  とりあえず、駅?


外に出たっきりの私を心配した友達が
さすがに変だと思ったらしく

会計を終えて店から出てきた。

時間的には2軒目に行く余裕があったが
私はもちろん。

「もう、そんな気分にはなれない。」
と先に帰ることにした。

電車に乗っていると梅からメールが入る。


  29分に着く
  駅で

  はやっ。
  がんばるからちょっと待っててください

  さっさとガンバレ


絵文字も何もないこんなメールを
他の人が見たらどう思うか知らないが

私に梅の声を思い出させるには
十分すぎる。


駅のホームを駆け下りて
早足で改札を抜ける。

いない。
こっちにも、いない。


息を整えてから、梅に電話をする。


  「もしもし?」
 
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by nobiko9 | 2007-10-15 11:16 | 恋愛スル


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