2004年 10月 27日
家鳴りは7つの短編からなる。 この中の1編「幻の穀物危機」を読んだ後に、新潟中越地震が起き、 ただのホラーだとは思えなくなった。 東京で大地震が起き、ライフラインを絶たれた人間が難民として 地方に流れ込んでいくというもの。 東京は水も食料もない砂漠の土地なのだ。 新潟には井戸水があり、米が取れる。 土地があり、避難できる場所がある。 同じことが東京で起こったら、私は絶対に生き延びてやろう。 「いつかのために」ではなくて、「今」起きるかもしれない最悪に備えるのは 今からでも遅すぎるくらいだ。 -- 以下本の内容 ありふれた日常の裏側で増殖し、出口を求めて蠢く幻想の行き着く果ては…。
by nobiko9
| 2004-10-27 19:37
| 考エル
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