2007年 07月 26日
豆との付き合い。part9
 
米との長いようで短い付き合いが終わり
1週間で5キロ痩せ。

心身ともにボロボロになっていた。


そんな時だけ弱さを言い訳にできる私は
呆れるくらい簡単に豆に連絡をとった。

まるで。
何事もなかったかのように。


  「久しぶり。元気ー?」

  「おう。久しぶり。」


そして。
何事もなかったかのように
関係が始まった。

やっぱり豆は
何も聞いてこなかった。

でも。
私に何が起きて、なぜ戻ってきたのか
きっとすべてを分かっていた。


豆と一緒にいる空間は心地よいものだった。

息を吸うとか、指を動かすとか
笑うとか、怒るとか、悲しむとか

そういう普通のことが普通にできた。
米と一緒にいたころのピリピリとした空気が薄れていき
今までどのくらい力を使って生きていたかが実感できた。

家族以外に自分がそうなれる場所が嬉しかったけど
でも同時に、これははたして恋愛なのだろうかと疑問だった。

が、自分のことで手一杯だった私は
その楽な関係に甘んじて、それ以上思考を進めることをしなかった。


再会してからしばらくが経ち。

その日も家の近くまで車で送ってもらった。

いつものようにさよならのキスをして
でも豆は、いつまでも私を抱きしめたまま離さなかった。


  「どーしたの?」

  「俺じゃ、だめ?」

  「・・・・・・。」

  「もっかい、やり直さない?」


今にも泣きそうな声でそう言った。

豆の気持ちに気付かないふりをして
それを利用しながら会っていた私は
さすがに罪悪感を覚えた
 
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by nobiko9 | 2007-07-26 10:00 | 恋愛スル


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