2007年 07月 24日
豆との付き合い。part7
 
米に会ったのはそんな時だった。

米は多くの魅力を持っているにもかかわらず
内面にも外見にもまったく自信を持てず
整形したいとさえ言うような男だった。

テニスが上手く、身長が高く
何かのきっかけがあれば格段にいい男になると思った。

その、アンバランスな雰囲気が
見ていてとても歯がゆかった。

私は傍にいて「もっと自分に自信を持ったほうがいいと思う」と
米に言い続けた。


そしていつの間にか。
その魅力にはまっていた。


周りの誰が何と言おうと
私だけは米のことが好きだよ、と言い続けたかった。
私が傍にいるから大丈夫だよ、と。

そうでもしないと
米がどんどん離れた場所に行ってしまいそうだった。

豆のことが嫌いになったわけではなかったけれど
それ以上に、米から離れられなくなっていた。

これは。友達に対する気持ちではないと思った。


そう気付いた後も
豆に別れを言い出すまではかなりの時間がかかった。


米を支えたい気持ちは本当だけど

はたして自分は。
豆なしで生きていけるのだろうか。


そこには面白いくらい
米と二人で支え合うという発想はなかった。

そして同じくらい
日常から豆がいなくなる、という想像もできなかった。


今までの数年間
誰よりも私のことを考えて
理解しようとしてくれた人を

一緒にいる時こそが一番心休まり
本当の自分に帰れると思った人を

自分から断ち切ることなんて
はたしてできるんだろうか。


そして現実に。
別れたものの。

豆を完全に断ち切ることはできなかった
 
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by nobiko9 | 2007-07-24 15:08 | 恋愛スル


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