2007年 03月 26日
ひょうさんとデートする。其の2。
 
ひょうさんの視線に捕らわれて
でも不快な気持ちはまったくなくて。

私は別の話題を探した。


  「早く髪型、変えたいなぁ」

  「今の職場は無理なの?」

  「だってコーンローとかスパイラルかけたいんだもん」

  「それは難しいね(笑)」

  「仕事が一息ついたら髪形変えて
   またしばらく海外に行きたいの」

  「のびちゃんと一緒にいると俺
   ほんとにいろんなパワーもらえるよ。
   そういうのって。ほんとすごいことだと思う。」


いつもパワーをもらってばかりの私が

おそらく環境や思考があまりにもかけ離れているからこそ
ひょうさんの周りには絶対にいない人種だからこそ
彼に対して何かプラスになることが嬉しかった。


多少お酒の入った二人。
店を出て駅に向かう。

朝のラッシュ並に混んだ車内。
あまりに近くてまともにひょうさんの方を向けない。


ガタンッ。


車体が大きく揺れる。
思わずよろけた私の腰に
ひょうさんの手がまわる。


  「大丈夫?」

  「・・・うん。ありがと。」


ひょうさんが触れているその部分だけ
熱を持ったようで。

体温が上がっていく。

身動きが取れなくて
心臓が二つあるみたいに脈打って。

それを誤魔化すかのように
うつむいたまま言う。


  「誰か、いるかな?」

  「ちょっと寄って行こうか?」


いつものダーツバーに行くために
次の駅で降りる。

この日は混んでいて
ダーツも出さずに二人でしばらく飲んでいた。


  「二人ともまさかダーツ持ってきてないの?」


そんなことをバーテンダーに言われて。
結局、お互い別の人とダーツしたりして。

そんな中で何度かメールをしてるひょうさんを見て
ふと時計を見ると2時をまわっていた。


  「そろそろ帰らないとかな?」

  「うーん。そだね。そろそろまずいかも(笑)」


まずいのは次の日の仕事じゃなくて
家で待っている人だということくらい

いくら酔っ払った私でも分かっていた
 
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by nobiko9 | 2007-03-26 06:29 | 恋愛スル


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