2007年 02月 22日
ちょっと思い出した。
 
その時、私たちは隣り合って座っていた。

目の前には燃えるような夕日が揺らめいていて
世界を真っ赤に染め上げていた。

景色を遮るものは何もなくて、ただ。
蝉の鳴き声がやかましかった。

空を見ていた。

しばらく。そうしていた。


制服のまま寝転んで。
一つ大きく伸びをしてから。
私は空に手を掲げて言った。


  「空気の粒が見えるね。」


は隣で煙草を吸いながら優しく微笑んでいた。


それからまた二人で。
黙って空を見ていた。

意味もなく安心していて
私はここにいてもいいんだと思った。


今日の青空を見ていたら
ふとそんな風景を思い出した。


そんな人とこれから先。
本当に出会えるのだろうか。
 
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by nobiko9 | 2007-02-22 16:05 | 恋愛スル


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