2006年 02月 19日
イタリアはミラノのスカラ座でオペラを見る。
チケットの購入にはいろんな方法がある。

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 1.ネットで予約する
 2.カード会社など代理店に頼む
 3.現地の窓口で買う
 4.現地のダフ屋から買う
 5.当日券を買う

イタリアのミラノには 「スカラ座」 という有名なオペラハウスがある。

今回は当日券を買ってみることにする。
いい席だと数万円するが、当日券は1,800円なのだ。
(以下、値段は1ユーロ=150円換算)

ガイドブックにはこんな記述が。

チケットはスカラ座前の広場のオフィスで。(12~18時)
18時以降は空席があれば劇場でも買える。


ふむふむ。まずはボックスオフィスに行ってみるか。

しかし。これが見つからない。
  BARの前で掃除しているお兄さん
  売店でご飯食べてるお兄さん
  ダフ屋のおじさん
  タバコ屋のお姉さん
  地下鉄のおじさん
  両替屋のお姉さん
  本屋のおばさん
  カフェのお姉さん
みんな地下鉄のほうを指し示す。

1時間は迷い、同じところをぐるぐると周り。
やっとのことで地下鉄のインフォメーション近くの
ボックスオフィスにたどり着く。

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 のび 「今夜のチケットありますか?
      リゴレットです。」
 売場 「一人1万5000円だよ。」

 のび 「えぇ。高いよ。もっと安いのないの?」
 売場 「売り切れちゃったよ。ごめんね。」

 のび 「そんなぁ。楽しみにしてきたのに・・・」

そうしてすごすごとオフィスを後にする。

と。

  男性 「ちょっと。」

オフィスでパンフレットを配っていた男の人が出てきた。

  男性 「君ら、今日のリゴレット?
       ぺらぺーら、ぺらぺら。ぺらぺらぺーら。」

うぅ。お兄さん。
早くてぜんぜん分からないよ。

するとオフィスの壁に貼ってあるポスターを指差す。
そして分かった単語をつなげていくと。

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とてもリーズナブルなチケットがある。

手に入れるにはリストに
名前を書かなきゃいけない。

朝の8時から受付けてるから
今すぐ行ったほうがいい。

このバッチ。スカラ座の左側。

おぉ。そんな制度があるのか。
今はもう13時。急がないと。
お兄さん、グラッツィエ。

しかし。スカラ座に行ってみても
そんなことをやっている気配がない。
建物を一周しても分からない。
すぐ隣のホテルのフロントのおじさんに聞いてみる。

  のびこ  「スカラ座のチケットがほしいの。どこかな?」
  おじさん 「地下鉄にボックスオフィスがあるよ。」

  のびこ  「違うよ。名前書くやつ。」
  おじさん 「おぉ。当日券ね。バッチのほにゃらら・・・」

またバッチかよ・・・。
わかんないよ~!!
と困った顔をしていたら。

  おじさん 「ちょっとついてきな。」

と、わざわざ外に出てくれた。
そして、ほんとに。
私達が今さっき通ってきたところにおばあさんが座っていた。

  おじさん 「彼女だよ。」

見ると。
スカラ座のバッチをつけたおばあさんが数枚の紙を持っている。

えぇ?!
まさかこの人?

その日の当日券は140席。
リストにはすでに147番目まで名前が書いてある。

  のびこ    「名前書いてもいーい?」
  おばあさん  「でも、140席だけよ。」

  のびこ    「だってさ、他の人がキャンセルなったら
           繰り上がって見られるよね?」
  おばあさん  「じゃ、17時半にまたいらっしゃい。」

148番と149番に名前を書き
9人のキャンセルが出ることを祈って遅めの昼食をとった。

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17時25分。
スカラ座の左側の通路は
人で埋め尽くされていた。
ちょっと不安。

  係員 「1番。田中さん。田中さーん、いますか?」

そうして名前のコールが始まった。
呼ばれた人は係員のところまで行って
黄色い整理券をもらっている。

その場にいない人の分まで一緒に整理券をもらっておく、
ということはできない。必ずここにいないとだめ。

140番まで名前を呼び終わると
1回目のコールでいなかった人の名前をもう一度呼ぶ。

この時にいない人の分が私達に・・・。
と思いきや、係員は余った整理券を握りつぶしている。

不安はつのる。ほんとに入れるのか?
そうこうしているうちに、整理券を受け取った人達の
チケット購入が始まった。

通路はごった返し、罵声が飛び
とても状況を係員に聞けるような雰囲気ではない。

140番目の人の支払いが終わり。
係員は来なかった人をカウントしてる。

なんてアナログなんだ・・・。

  係員 「141番。鈴木さん。」

再びコール開始!
これはもしや。

  係員  「148番。野比さーん。」
  のびこ 「はい!はいはい!!2枚ね。」

親切な人に助けられ
アナログな仕組みにくじけることなく
私達は当日券を手に入れた。

開園は20時。
当日券は当然、天井桟敷席のガレリア(Galleria)
1階席で見るドレッシーなお金持ち達とは入り口も違う。

舞台に近いので奥や手前は見えないし
かなり身を乗り出して見ることになる。
字幕は舞台の脇ではなく
座席ごとにモニターが用意されている。

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席からは反対側の座席が見渡せる。
手すりから顔をのぞかせている人、
立ち見の人も含めてぎっしり。
ちょっと気持ち悪い・・・。

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オーケストラピットがかなり広い。
この部分であと6列くらい作れそうだ。

コントロールボックスも丸見え。
上演中に白い手が見え隠れしていた。

オペラ自体はもちろんすばらしく
満足のいくものだった。
上から見下ろすというのが新鮮。

このポストがこれからスカラ座に行く人に
役立つことを祈ります。

でもやっぱり現地でちゃんと確認してね。
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by nobiko9 | 2006-02-19 03:13 | 外ヲシル


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