2006年 01月 13日
自称天然女子の悲鳴
M里ちゃんとお茶をした翌日
スラント君と立ち話。

  スラント 「背中に哀愁が漂ってるよ?
        てか、まだ会社きてんのかよ。」
  のびこ 「引継ぎやなんやで結構忙しいのさ。」

  スラント 「でもいいよなー。前向きな忙しさで。」

改めてスラントを観察。
身長は180cmくらいで、テニスがうまくて
向上心あるから本も読んでて知識が豊富。
東大出てて、もちろん仕事はできて

お。なんか文字にするといい男っぽい(笑)

でもなー。
漫画みたいな顔してるんだよな。
細いからスーツ似合わないし、私服もいまいちだし。
バランス悪くていつもゆらゆらしてるし。
そして香水きつくて、なぜか涙目。

これのどこが和むんだろうか・・・。
と内心思いつつも一応。

  のびこ 「そういえばM里分かる?彼女、今月いっぱいだから
        最後にみんなで食事でも行きたいって言ってたよ?」
  スラント 「彼女といえば、俺びっくりしたよ。
        悲鳴上げてぶっ倒れたでしょ?」

  のびこ 「なにそれ。」
  スラント 「夕方くらいかな。俺が打ち合わせしてたら
        フロアから「キャー!!」って悲鳴が聞こえて。
        彼女が泡吹いて倒れてて人が集まってたよ。」

なんだ、なんだぁ?
昨日は普通に話してたはずだったのに
いったい何があったというのだ。


しばらくして入った情報によると。

業務中にひきつけを起こし、会議室でしばらく休憩。
落ち着いた後にタクシーで帰ろうとしたが
乗り込む前にまた発作を起こす。
医務室で休み、救急車で病院に搬送されたらしい。

どうやら彼女も彼女の母親も癲癇を持っていたらしい。

それを見ていた会社の上の人間が

 「派遣会社も彼女の病気を知らなかったみたいだし
  次の派遣先を探すのにもこの状態だと大変でしょう。
  今月いっぱいの契約となっていますが3月までとしましょう。」

という訳の分からない方針を打ち出し、その場で延長が決定。


スラントと違って
M里は精神のバランスが悪い。

人は誰でも状況や相手に応じて自分を使い分ける。
猫をかぶるとか、かわいこぶるとか、裏表があるとか言うけど
程度の差はあれ、誰でもやっていることだ。

会社や大学の友達が地元に遊びになんかくると
なんとなく違和感を覚えるように
物理的にもテリトリーを区切ってたりする。

それは単純に
自分にとって楽だから。都合がいいから。便利だから。

要はそれを自分が望んでいるからそうしているに過ぎない。

M里の場合、極端すぎて負担がかかっている。
自分としてはうまく立ち回っているつもりでも成果が出ない。
疲れてきたり、演じきれなくなったり。

また、もともとは自分で望んでいたはずなのに
こんなはずじゃなかったと嘆いてみたり。

例えて言うなら
「話を聞いてよく相談に乗ってくれる頼れるしっかり者」
を目指したのに、いざその役割を得られると
その責任感に根をあげるようなものだ。

普通でいられるならそれが一番いい。
普通が辛いから役割を与えるのに
それがかえって自分の首を絞めることになる。

バランスが悪いから
うまく歩けなくなるんだ。

自分が思っているほど
他人は自分のことを気にかけていないんだと
早く気づいたほうがいいのかもしれない。

そしたら無理に演じる必要なんてなくなるんだから。
演じている差なんて、ほんとに些細なものなのだから。
そして案外、そんなことは周りの誰もが気づいていたりするんだから。
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by nobiko9 | 2006-01-13 22:39 | 考エル


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