2005年 09月 21日
4人持ち回り合コンの第二回目。 主催者は私。 男の幹事は米。 なんだかんだで合コン前に米と会うことはなく。 1年位前に飲んだ以来。 私と米の付き合いを知っているのは一人だけ。 彼女以外の人はみな、私達を単なる大学の同級生だと思っている。 待ち合わせ当日。 「久しぶり。元気にしてた?」 「あぁ。まぁまぁ。」 お店まではほとんど米と話しながら歩く。 全く悪意なんて持ってなくて ちょっと最近の米のことを心配していて それでも軽口をたたきながら あくまでも軽く、笑いながら。 米にはそんな感じに映っているはず。 実際、今回の会ではのびこも米も いい人を見つけようなんて気はほとんどない。 3対3の合コン。 のびこと米は対角線上の席に座ったので ほとんど話すことはなく。 それでも噴出しそうになる会話をしてしまう場面が多々あった。 「最近俺、ブラインドタッチの練習してるんだよね。」 「私も大学の時に友達の家のタイピングソフトで 練習してできるようになったよ。」 よく米の家で一緒に練習してたなぁ。 「米が○○なんて呼ばれてるの聞いたことがないなぁ」 「え?!そんな呼ばれ方してるの?」 「家族には○○って呼ばれるかな」 そうそう、米のおばさんはいつもその呼び方だったよね~。 「のびこは禁煙したことないの?」 「昔付き合ってた人がすごい煙草嫌いだったから その間だけ禁煙してたよ。2年間くらいかな。」 ま、米と別れてからすぐに吸い始めましたけど。 「米ってかわいいところあるよな。」 「えぇ~。うそ。今まで気付かなかった。 大学時代に気付いてれば惚れ直してたかも(笑)」 これ以上ないほど惚れてましたともさ。 実りない合コンが終了。 駅までの道も米と二人で歩く。 「そういえば、太郎達に俺が乙葉と別れたこと言っただろ?」 「あぁ。その話ね。」 「あいつら、俺が別れたの聞いて嬉しがってたでしょ?」 はぁ?! それよりもあなたが私に連絡をしたことに対しての ブーイングがすごかったんですけど。 「なんで米が別れてみんな喜ぶのよ(笑) 結構長く付き合ってたでしょ? 普通にびっくりしてただけだよ?」 「だって。 乙葉に俺と別れろって言ってたりしてたでしょ?」 「あの時はからかい半分でそういうふうに言ったかもしれないけど、 本気なわけじゃないし。かなり今さらな話だよ。」 「ふーん。」 そして、家につくと 太郎からメールが入っていた。 ------------------------------------------------------------------ > のびから聞いていると思いますが > 乙葉と別れましたわ。 > 太郎君と次郎君は乙葉によく別れろと > 言ってたから、さぞかし嬉しいことでしょう(笑顔の絵文字) > 以上、ご報告まで。 と、米からメールきた。正直むかついた。 そんで悲しい。やっぱさー、俺って米から 友達とは思われてなかったのかね。 ってーか、皮肉たっぷりでガッカリなんですけど。 ------------------------------------------------------------------ はぁ。普段は呼び捨てにしているのに「君」付けで 書いたり、笑顔の絵文字までくっつけたり。 このメールには溝が深まることはあるとしても 良い方向に向かう可能性はまったくない。 何がしたいというのだろう、米は。 焼けぼっくいがあったとしても それは水の入ったバケツの中に捨てられ しゅーっと音を立てて煙が立ち昇ったに違いない。
by nobiko9
| 2005-09-21 15:01
| 恋愛スル
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