2005年 08月 09日
米からの電話。
 
昔の男から電話がかかってきた。

携帯を機種変したので、
移しきれなかったデータを手動で作っていた。

その拍子に誰からかの着信を取ってしまう・・・。


  「もしもし」

  「もしもし?久しぶり。どうしたの?」

  「いや。どうしてるかと思って」

  「ほんと、久しぶりだよね?
   もう1年くらいじゃない?」


昔の男はだった。

大学時代に付き合って、後輩の乙葉と付き合って
ふられた私が1週間で5kg痩せた、米だった。

最後に会ったのは確か
1年位前のゼミの集まりだっただろうか。


  「まだ、働いてんの?」

  「一応。それなりにね(笑)」

  「そっか、そっか」


そして、しばしお互いの近況報告や
誰それに会ったという話をする。

しかし
米がのびこに電話をかけてくるといったら
あの話しかないだろう。


  「そういえば、乙葉は元気?」

  「いやぁ。電話したのは実はその話なんだよね」

  「どうした。なんかあったの?」

  「うん。別れた。っていうか、ふられた。」

  「あ~、そうなんだ。それまたどうして。」

  「俺、実は来年の3月で仕事辞めようと思ってるんだよね。
   トレーナーになるの諦め切れなくて
   4月から学校行って勉強しなおすつもり。
   そういうのとかもあってさ。」


米はもともとテニスがすごくうまくて
でも、もちろんプロになれるほどじゃなくて

だから、選手をサポートするトレーナーになりたいって
言ってたような気がする。


  「そういう時って支えてほしいもんだけど、
   一緒にその環境を楽しめるような子じゃなかったんだね。
   米には米の都合があるように、乙葉には乙葉の都合があるもん。」

  「でも、一緒にがんばってくれると思ってた。
   俺が甘かったのかなぁ。
   学校卒業して就職決まったら
   結婚しようと思ってたのにさ・・・。」


乙葉はもてるから、いくらでも次がいることは想像に易い。
米と付き合ってた4年の間に
何人もの男から告白されたみたいだし。


  「まぁ、よかったじゃん。この歳で
   意外な自分の一面を発見できてさ。」

  「前向きだね。」

  「そりゃぁ、痛い目みてますから(笑)」

  「そうだよね。ごめんね。
   のびにこんな電話かけて。
   でも、別れた時は一応言ったほうがいいかと思って。」


それから
約30分。

永遠と米の愚痴を聞かされた。

体調が悪いとか
仕事に集中できないとか
モノが食べられなくて体重が激減したとか
こんなにショックを受けると思ってなかったとか
やっぱり乙葉のこと諦められないけど
乙葉には「絶対に無理」だと言われたとか

てか。

しらねーよ、そんなこと。



なんで自分を見限って他の女と付き合った男を
慰めるみたいな立場になってんだ。

時間もったいねー。
充電もったいねー。


  「ごめん。これからちょっと用事あるんだよね。」

  「あぁ、長く引き止めちゃってごめんね。
   今度、一回みんなで集まろうよ。」

  「そうだね~。まぁ、また。」

  「うん。ありがとね。」


脱力。

米との話はこちら
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by nobiko9 | 2005-08-09 11:44 | 恋愛スル


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