2005年 08月 03日
土曜日。 映画は16時からだった。 のびこ 「14時には起きてね?」 ダーツ 「え?14時でいいの?」 のびこ 「だって、どうせ起きないでしょ(笑)」 ダーツ 「まぁ、起きないな(笑)」 のびこ 「でしょ。のびこは優しいの。」 豆の家から帰ってきてちょうど14時。 ダーツにメールする。 「起きてる?」 14時30分。 「もうちょっとで家出るよ」 えぇ~。 お風呂から上がったばっかだよ。 急いで支度をして、一応化粧もして 駅まで自転車を走らせる。 が こない・・・。 とっくに家出てるはずなのに こない・・・。 でも こうやって いつくるかとドキドキしながら 本を読む振りして視線は周りを見渡しながら ダーツを待つのもいいもんだ。 その のびこの目の端に ダーツの姿を捉える。 自分からは気付かないフリ。 ダーツ 「おい。」 視線を上げるのびこ。 ダーツ 「いくぞ。」 のびこ 「うん。」 のびこ 「あと1分で電車くる!走れ~!!」 ダーツ 「まじかよ。」 二人で息を切らせながら ホームの電車に飛び乗る。 10日間ほど地方に出張に行ってたせいか ダーツの顔が前よりも丸くなってる。 のびこ 「やばいよ。顔、丸いよ~(笑)」 ダーツ 「うるさい・・・。」 そういえば、のびこはダーツに振られたんだっけ。 ダーツの顔を見てると思い出すなぁ。 その日は 二人で映画見て、 のびこのお気に入りのカフェでご飯食べて ダーツバー行って朝までダーツして。 「楽しかったか?」 と聞かれると よく分からない。 多分 ダーツもそう感じているはずだ。 だって、会話が弾むわけでもないし ダーツバー行ってもお互いに別々の人と ダーツしてたり。 一見、どちらも 別の人と話しているほうが 楽しそうに見えたかもしれない。 それに どうしても ダーツの顔色をうかがってしまうのびこがいる。 豆と一緒にいる時に感じる 安心とかやすらぎからは程遠い。 緊張、卑屈、後ろ向き・・・。 のびこの負け恋愛パターンまっしぐら。
by nobiko9
| 2005-08-03 15:27
| 恋愛スル
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