2005年 05月 31日
幸せとは緊張と不安と恐怖の材料である。
村上龍 「ピアッシング」 より
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  いつも誰かに傍にいて欲しい、
  一人になるのは我慢できない、
  だけどその誰かが自分に近づき過ぎると
  恐くなってしまう、もっと近づいてきたら
  自分は何をするかわからない、
  だから一人でいた方がいい、という思い。
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  優しさなどというものは
  それがいつ破られるのかという
  緊張と不安と恐怖の材料でしかないから
  いつも無意識のうちに相手がいやがり
  怒りだすような態度を見せ
  嫌われるための努力を続けるのだ。
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幼少時代の親からの愛情の受け方とか
それまでの恋愛の歴史によるものが大きいかもしれないが
のびこはこの考え方に共感する。

たとえば

  大好きな人がいる。
  相手も自分のことを好きだと言ってくれる。
  とても幸せだ。

  でも
  この幸せは本当なんだろうか。

  こんな自分が
  幸せになっていいんだろうか。

  この幸せはいつまで続くんだろうか。
  自分の不用意な言葉で相手を傷つけていないだろうか。
  いつ、嫌われるんだろうか。

  もしかしたら相手はすでに自分のことを好きじゃなくて
  我慢してるんじゃないだろうか。

  怖い。
  嫌われたくない。

こうなってくると
進む道は次のうちどちらかとなる。

  1.そうだ。この幸せは嘘に違いない。
  2.自分のことを好きなら、○○をしても大丈夫なはず。
    ○○って言ったら、こう言ってくれる(してくれる)はず。

そして
  相手の気持ちが自分にないことを確かめるために
  様々な証拠を探そうとしたり、
  相手の気持ちを確かめるようなことを言ってみたり
  わざと相手が怒るようなことを言ってみたりする。

一方相手は、

  なぜこんな行動をするのか分からない。

  今まで幸せにやってきたじゃないか。
  そうか、実はこんな女だったんだ。
  やきもちは焼くし、束縛しようとするし
  そうかと思うと他の男と遊んだ話なんかする。

  意味わからん。
  俺のこと、信じてないのか?
  というか、俺のこと本当に好きなのか?

そうして、二人の溝は大きくなり
気持ちもすれ違っていく。

多分
常に幸せな恋愛をしている人はこの心境をまったく理解できないと思う。
「好きなら相手を信じて大切にすればいいじゃないか」というのは
もっともな意見だと思う。

でも
自分が幸せな状態に慣れていない人間にとっては
それこそ
「それがいつ破られるのかという緊張と不安と恐怖の材料」 でしかない。

これを打開するには
  ・自分は幸せになるべき人間だという自信を持つ
  ・相手が根気よく幸せを与えつづける
ということしかないんじゃないだろうか。
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by nobiko9 | 2005-05-31 16:17 | 恋愛スル


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