2005年 04月 06日
やっと告白なのだ。vol.2
 
午前2時。
帰り支度を始める。

ダーツと一緒に帰るタイミング見計らってるとこなんか
ほんと中学生みたいだ。


人気のないコンクリートに二人の自転車の音が響く。

春なのに冬を寂しがるような風が吹く。
ダーツの隣で私。懸命にペダルをこぐ。


  「でも、ほんと久しぶりに会った気がする。」

  「だって、あの店に行くメリットあんまないし。」

  「言うねぇ。もうダーツとやるような強い人いないもんね。」

  「俺は言うよ(笑)もっとうまい人がいるとおもいしろんだけど。」

  「いいんじゃない?外で強い人とやってここで練習すれば。」

  「そうなんだけどさ。
   でも、他の店だとタダでできるんだよね。」


なんでも
とあるお店の常連さんになると。

閉店後や開店前にある従業員の練習タイムに
タダで参加させてもらえるらしい。


  「そっかぁ。じゃあ、だらだらやりたくなったら行けばいいよ。
   そんで、早く有名になって(笑)」


心の中で。

これからますます会えなくなって
ダーツは新しい人間関係を築いていって

私になんか目もくれないような高いところに行ってしまう。
そんな思いがよぎる。


私にとってあのお店は
行けば友達がいて、そこにダーツがある場所。

でもダーツはとっては。
あくまでもダーツが目的なんだ。

そりゃ、「ダーツで飯食えたら幸せだ」って言うくらいだから
真剣だよな。


ダーツがあのお店にいない。
ダーツに会えない。

もうヤダ。
も~~~~~う、ヤダ!!!

言ってやる。
今ここで言ってやる!!


「ばいばい」って言う交差点が近づく。

だれか
自転車を止める方法を教えてくれ・・・。
私の決心。勇気を出すんだ。


  「おやすみ。またね~。」

  「うん、おやすみ。」


・・・・・・・・・。
 
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by nobiko9 | 2005-04-06 00:12 | 恋愛スル


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