2010年 12月 09日
初めてのデート。part3
 
駅からのエスカレータに乗り込む

二段上に立つ彼を見上げる


「ホテル、取ったの?」

「うん。偉いから今回はちゃんと予約した。
こないだと同じとこ。」


一旦ホテルに荷物を置いてから
予約をしていたお店に移動をするため駅に戻る


「少し遅れそうだから、お店に電話してくるね。」


ガラガラの車両で座っている彼にそう声をかけて
携帯電話を持ってホームの柱の影で電話をかける


「あ、はい。すいません、よろしく・・・」


言いかけたところで何か音が聞こえたと思って振り向くと

ちょうどドアが閉まって
彼と私の荷物を載せた列車が発車するところだった


「え?うぁ。あ、はい。だ、大丈夫です。はい。」


電話越しに訝しむお店の人と話を続けながら
驚きを通り越して笑っている彼の顔が見えた

すぐさまメールをする



大変だ(笑)


あほー

とりあえず次の駅で降りてみた。



急いで隣のホームに駆け出してギリギリのところで電車に乗り込む

駅に着くと彼が笑っている


「あはは。すごい。びっくりしたね。」

「あほー。発車時間見てなかった俺も俺だけど。」

「あはは。だめだ。面白すぎる。コントみたいに扉が閉まったよ。」



そうやって二人でしばらくの間

駅の片隅でおなかが痛くなるほど笑い転げていた。
 
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by nobiko9 | 2010-12-09 13:49 | 恋愛スル


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