2010年 11月 13日
元さん。 part5
 
携帯を握りしめながら返事を待つなんていつ以来だろう



こんなの

「好きです。あなたに会いに行きました。」

と言っているのと同じことじゃないか



そうだよ同じだよ

だからどうした

そんなこと初めから知られていたところで

彼が拒まないなら関係ないじゃないか



心の中で思考が戦う



自分のプラスの感情が相手に伝わる時

私は何がどうなることを恐れているのだろう


自分だけが相手のことを思っていたら恥ずかしい?

同じ分量を相手に求めることなんて無意味なのに?


関係が壊れることが怖い?

今でさえあるのか分からないほどの繋がりしかないのに?



そんなふうに考えていたら
「好きだ」と伝えるのは早ければ早い方が良いように思えてきた

たかが「好き」なだけじゃないか

彼だって嫌なら私と連絡を取らなければいいだけの話だ


ぐるりとした思考が一段落したところで
タイミング良く携帯がメールを受信する



「そっか。
それは光栄と思えば良いのかな。
ひとつ提案。それだけが目的ならかかる経費は折半としない?
まあ奇遇にも思いは同じらしいし。」


「力強く、やだ。
私が勝手に行ってるだけだもん。
そのかわり、何か美味しいものごちそうして?」


「分かった。それでいいよ。
まだ飲んでるの?」


「うん。また連絡するね。」


「ほい。
ほどほどにして、気をつけて帰りなよー。」


「はーい。おやすみ。」




おやすみなさい。
 
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by nobiko9 | 2010-11-13 00:17 | 恋愛スル


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