2010年 03月 26日
好きな人ができた。part10
 
あった。


どうやら向かいの派手なクレープ屋に目を奪われて
二人してお店を通り過ぎていたようだ

お店の中には女の子向けのチープなアクセサリーと
蜻蛉玉を使った作品が所狭しと並んでいた

別々に店内を歩き回りながら
たまにはピアスなんて買ってもいいかなーなんて考えていた

でも なんだか踏ん切りがつかずに表に出る

梅も何も買っていないようだ


「何かいいのあった?」

「思ったより高いのな、あれ。」

「ねー、素敵なのはやっぱりするね。」

「お返しに考えてたけど、どうすっかぁー。」

「お返し?あぁ、ホワイトデー?」

「お菓子なんかより、よくね?
パーツだけ渡せば後は好きにアレンジして
使ってもらえるし。」

「そだねー。彼氏じゃない人からアクセサリーもらうの
微妙な人もいるから、そっちのほうがいいかも。
その辺りは先に軽く聞いてみたら?」

「って言っても、既婚者で、こないだ行ったボードの時に
みんなと一緒にもらっただけなんだけどな(笑)」

「あはは。そうなんだ。でも嬉しいじゃん。」

「てか、のびのも、だから。」

「へ?」

「もらったチョコ、結構入ってたじゃん?
だからボード行った時にみんなで食べて。
すげーうまかった。」

「あー。あれ、何個か試食して
一番美味しかったやつを買ったんだよ。
喜んでもらえたならよかった。」


ほんとにこの人は

いつもいつも私を幸せな気分にしてくれる



でもこれを自分から望むなんて贅沢すぎる

梅は私が望まないからこそこうやって側にいてくれる



万が一 本当に万が一 彼氏彼女になったら

私はもっと多くを望んでしまいそうだし
梅はもっと厳しく私に向き合うような気がした

それは今の関係とは正反対のものだ


不器用で無愛想で
それでいて人一倍相手のことを考えていて

愛すべき男友達


それからしばらくブラブラして
地元に戻って飲んで酔っ払ってバイバイして


うん

梅はすげーイイ男だけど
今の私はそういうふうには好きにならないんだ。
 
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by nobiko9 | 2010-03-26 12:14 | 恋愛スル


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