2009年 04月 10日
背中から見る空4。
電話が鳴った
梅からだった

梅と連絡を取ることはほとんどない

数ヶ月に一度
どちらかが思い出したように飲みに誘うくらいだ

それだっていつもメールだし
用事があれば「また今度」で

それからまた数ヶ月音沙汰なし

だから電話がかかってくるなんて本当に珍しいことだ


「もしもし。」

「おう。」


なんだか「どうしたの?」って聞いたら
「何でもない」って言われて終わってしまいそうで

仕事の話とか友達の話とか
当たり障りのないことばかりを話していた


「でさ。そう。今日電話したのってさ。」

「うん。どうした?」

「本、何か面白いのある?」

「本?」

「何かお勧めがあるかなぁと思って。」

「いや、うん。最近また結構読んでるからあるけど
 何冊か見繕って持ってこうか?」

「お。サンキュ。」


歴史ものやビジネス書を読んでる印象のある梅が
私が好きな小説を読んでいる姿を想像できなかった

それでも私は大量にある本の中から
梅に読んで欲しい本、面白いと思ってくれそうな本
ジャンルが重複しないようなラインナップを

即座に頭の中で考えていた。
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by nobiko9 | 2009-04-10 00:20 | 恋愛スル


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