2009年 04月 02日
背中から見る空2。
ハイヒールの音を響かせながら
夢の中で見たのと同じ景色の中を走りぬける

空の色なんて気にする余裕もなくて
耳障りな音は気にしないフリをして

夢の中のほうがよっぽど人間らしい感情があるような気になった

駅の階段を駆け上り 悪いと思いながらも電車に飛び乗ると
周りの人の視線が冷たいように感じる

駅をいくつか通り過ぎて
線路沿いに咲く白や紫の花を見ながら こっそりと息を整えた

乗り換えの駅について
ぼんやりとしながら電車を降りる


私の少し前を 見覚えのある背中が歩いていた

一瞬見間違えたかと思った
でもあの髪形も 白っぽいパーカーも 変わっていない

少し早足になってその背中を追いかける

届きそうで届かない
いっそのことこのまま声をかけないほうがいいのかもしれない

そんな気持ちとは裏腹に
私は声を掛ける。
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by nobiko9 | 2009-04-02 23:52 | 恋愛スル


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